2024年 桜祭り

茶道裏千家淡交会サンフランシスコ協会桜祭り茶道デモンストレーション

茶道裏千家淡交会サンフランシスコ協会は、2024年4月14日、SFジャパンタウンの日本町リトルフレンズに於いて、サンフランシスコ桜祭り茶道デモンストレーションを行いました。

今年の桜祭りのお茶のデモンストレーションは、特に心に残るものだった。というのも、1968年のサンフランシコ桜祭りで、小原宗香が鵬雲斎大宗匠の特別の許可を得て、初めてお茶のデモンストレーションが公開されたのだった。

今年は、その小原社中とヘンダーソン社中の共同主催で開催され、裏千家の全く異なる2つの形式でのお茶が披露された。最初の2席は、小原社中が担当し、伝統的な茶室の配置で、吉野棚を用い、亭主、半東、客は床マット(茣蓙)に座って行われた。一方、ヘンダーソン社中は、立礼席での茶会を行った。立礼は1872年に玄々斎お家元によって初めて紹介され、畳の上に座るのが難しい人でも茶道に参加できることから、近年人気が高まっている。

デモンストレーションでは、ナレーターが亭主や客の所作の説明をすることで、観客に茶道の歴史と思想に関する情報を提供した。それぞれのデモンストレーションの後、観客には抹茶が振舞われ、60人以上が薄茶を楽しんだ。

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